ワイナリー、リュー・ド・ヴァンで苗木植えのお手伝い。
今日は長野県東御市のワイナリー、リュー・ド・ヴァンへ。 毎年少しづつワイン畑を増やしているリュー・ド・ヴァンでは、雪解けの3月に耕作放棄地を開墾し、4月に新たに苗木を定植。そうすれば2年後くらいから収穫が可能になり、少しづつ醸造する量も増えてくる。今日はセラー近くに新たに借りた畑に、メルローの苗木を300本くらい定植。去年まで葉物野菜やジャガイモなどを農家さんが植えていた畑のようで、土も柔らかく粘土質のワイン畑とはちょっと違う土壌だった。苗植えの作業にはらくらくだったが、今までと違う土壌でそんなぶどうになるのか楽しみだ。
今回は東京からいつもランチをお世話になっているフィッシュグローブの木嶋さんご夫妻と、去年の秋、八ヶ岳に移住した料理人中島さんをご案内。そして頼もしいスーパーボランティアや、いつも顔馴染みの常連さんたちとの農作業となった。
本植えは1メートル間隔で接ぎ木された苗木を植えていく。そして、たった一度だけの命の水やり。大きなじょうろ1杯分をダムのようにジャブジャブと与えて、土の中の空気を取り除き、根が張るように水浸しにする。大きな畑なので、水やりはこの1回だけ。後は天候まかせ。もともと降雨量の少ない東御市はぶどうの生産に適していると言われていて、ここ数年は巨峰の一大産地として全国的にも有名どころ。東御市に市町村合併する前は小県郡東部町という地名で、東部の巨峰として全国に出荷されていた。
そして楽しみのランチタイム。一番上、標高800メートルくらいのぶどう畑でのランチには、リュー・ド・ヴァンのワインをいただきながら、カフェで作っていただいたサンドイッチをいただく。眺めのいい風景の中、初めて参加のメンバー紹介などもしながら気持ちのいいランチタイムを過ごすことができた。
昔は田舎でも農作業の合間にお茶を飲む習慣があり、家族でのこんな風景が思い出され、懐かしくもあり、東京では会わないメンバーと年に数度だけここで会う、そんな貴重な時間はとても有意義に感じる。
今月中には苗植えは完了し、5月から6月にかけてはじっと苗が育つのを待つ。そして夏には虫取りなどのお手伝いをして、秋には収穫。もちろんその間もワイナリーのスタッフは細かい作業に追われる日々だが、セラーが完成して5年目を迎えるリュー・ド・ヴァンの新たなシーズンが始まった。
リュー・ド・ヴァンは小山英明さんが主宰する長野県東御市のワイナリー。プレミアムワインとして評価の高いワインをリリースしている。