Les abeille:レザベイユ。南青山のフランス産蜂蜜の専門店。

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フランスのハチミツ専門店が南青山の裏路地に専門店を出店していた。昨年の9月にオープンしたというが、今のところ通販がメインだという。蜂蜜というとたしかに輸入物が多いが、ほとんどは中国やニュージーランド産だったりする。
思い返せば、私の実家ではお祖父さんが元気だった頃は養蜂を営み、自家製の蜂蜜を食べていた。網付きの帽子をかぶり、煙を出して収穫し、大きなドラム缶の遠心分離器で蜜を集めるという作業をいつも見ていた。今でも裏庭には古くなった蜜蜂の巣箱が置いてある。今考えれば贅沢な話しだが、農家は基本的になんでも自給自足が当たり前という考えだったので、そんな風景が当然だった。
今でも毎朝ヨーグルトに蜂蜜をかけて食べる習慣があるので、いつも蜂蜜は買っている。できるだけ国産品を買うようにしているが、本当の蜂蜜はどうしても固まってしまうので、最後に瓶の底に残った蜜を集めるのが大変。食べやすさだけを考えれば、いつも柔らかくとろ〜りとした蜂蜜がいいけど、幼い頃から本物を食べていると、何でこんなに柔らかいのか分からないので、なかなか手が出せない。それと価格。海外から輸入しているのにも関わらず、なんでこんなに安いの?と単純に思ってしまうほど安い。ちなみに1匹の蜜蜂の寿命は、働き蜂は約2ヶ月くらい。その間に集めることのできる蜂蜜は小さいスプーン1杯くらいしかないと言われる。それを思うと、それだけ貴重な蜂蜜がなんでこんなに安いの?と感じざるを得ない。
フランスは農業王国なので養蜂も盛んに行われているようだがが、そのほとんどが趣味で養蜂を行っているアマチュアらしい。プロとして養蜂業を営む人はほんの5%程度。レザベイユのオーナー、ムッシュ・シャクマンデスさんは、その数少ない中の一人で、30年ほど前から趣味として養蜂を始め、やがてそれが本業になったという。美味しさには自信があるのだろう、店内で試食もさせていただける。プロポリスやシアバター、ショコラにキャンディー、蜜蝋なども揃えているし、スタッフもとても親切に教えてくれる。

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こんなかわいいキャンディーをいただける。

世田谷でも「成城ハニー」というブランドで宍戸さんという400年の歴史ある農園で養蜂を行っている。以前、宍戸さんに「ハネムーン」の意味を教えてもらったことがある。古代エジプトでは蜂蜜は太陽の涙とされ、神に捧げていた。そしてヒンズー教では結婚式の時に聖油を塗る儀式があり、額、口、目、耳、生殖器に塗る習慣があったとされる。結婚式の後にもいつまでも甘い時間が続くことを願っての儀式だという。そのようなことから、新婚の夜には蜂蜜を食べて、子作りに励むという話が語り継がれているとのこと。
そう言えば、何年か前に世界的に蜜蜂が突然いなくなるという現象が起きているが、その後どうなっているのだろうか。またの機会に調べてみよう。

 

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宍戸農園の蜜蜂の巣。冬は静かだ。

2014-03-18 | Posted in Tokyo GourumetNo Comments » 

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