白モクレンの花。
毎年、近くの公園で一番最初に真っ白な花をつけるのが、この白モクレン。緑の葉が芽吹く前にいきなり白い花を咲かせるので、とても可憐で上品、そしてどこか儚い感じのする花だ。ここ数日は暖かい日が続いたが、また明日は寒の戻りで気温が下がるらしい。三寒四温のこの季節に花を咲かせるので、花も寒いだろうな、そんな印象を与えるせいかもしれない。とてもよく似た花にコブシがある。コブシはモクレン科なので、同じ仲間になるが、若干花弁のカタチと花びらの形状が異なる。モクレンの方が手を握った拳のカタチに似ていて、コブシの方は逆に手のひらをパーに開いたような形なので、逆に覚えている。原産はコブシが日本でモクレンは中国のようだが、私は個人的には先に花を咲かせるモクレンの方が好きだ。
冬の終わり頃、真っ青な空を背景に真っ白な花を咲かせ、そして間もなく桜の季節になる。そんな命のリズムを教えてくれる花が、東京の世田谷でも毎年見ることができるのはとても幸せなことだと思う。
そう言えば、「モクレンの花」という歌を小泉今日子が歌っていたかな。細野教授らも録音に参加していたいとか、いわゆる昭和歌謡曲だが、ザ・ブームの宮沢さんもカバーで出していたみたいだ。最近の昭和カバーブームでもう一度聴くといいね!かな。
◎オリジナル、きょんきょんの「モクレンの花」
◎こちらが宮沢さんの「モクレンの花」