Tokyo Farm

何が降るかわからない、最近の日本列島。

今週は雨続きでした。
降るような降らないような、どっちかハッキリしてよという感じの降り方で、畑の野菜たちも困惑気味だったのではないでしょうか。最も驚いたのが、火曜日の雹。三鷹市でどっさり雹が積もっている映像には驚きました。三鷹といえば世田谷からも10キロも離れていないところなので、よそ事とは思えません。ニュース映像で流れていたあの雹の溜まった住宅地は、どうも窪地になっているところのようで、周囲に降った雹が雨水に流されてあのあたりにどっさりと溜まってしまったようです。ヘリコプターの空撮映像を流している局が一局だけあり、その映像を見ると、1区画だけ雹に埋もれるようになっていました。重機まで出動して、市役所の職員も雹かきとはさぞ大変だったことでしょう。

三鷹の隣りの調布市でも雹が降り、農家さんも大被害。キュウリやトマトは穴だらけで出荷できなくなってしまったようです。もちろん葉にも穴が開きますから、光合成不足になり生育も悪くなって、今季の出荷には大きな影響が出ることでしょう。2月のドカ雪といい、今回のドカ雹といい、本当に何が降るかわからない、そんな気候になってしまいました。だからなのか、今週も降ったり降らなかったり、被害が出てからでは遅いからと、大雨警報がよく出るようになり、でも降らなかったりするとオオカミ少年になってしまうので、我々も用心が必要です。

そんな天候の影響か、トマトが立ち枯れしそうです。たくさん実が付いているのに赤くなる前に木が枯れてしまう立ち枯れ。雨のせいかどうかは正直分かりませんが、どうも元気がないです。トウモロコシも収穫時期になっていますが、粒が大きくなりません。どうも日照不足ではないかと思います。露地栽培の野菜はすべてが天候に影響されてしまうので、農家さんとしては天気のせいだとは言いたくない気持ちもあるかもしれませんが、結局はお天気任せにならざるを得ません。それだけ安定した気候は大切だということが分かります。「太陽と雨」という農園を営んでいる農家さんがいます。突き詰めるとそうなんです。太陽と雨のバランスで作物のできは決まります。だから、大きな気候変動は影響が大きいということです。
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