Tokyo Walk

「大賀ハス」と呼ばれれる、古代のハスの蕾が膨らみ始めています。

IMG_1592世田谷の自宅近くにあるお寺さんの境内に「大賀ハス」があり、毎年この季節になると大きくて美しい花を咲かせてくれます。
大賀ハスというのは、古代のハスのこと。
「1951年(昭和26年)、千葉県千葉市検見川(現・千葉市花見川区朝日ケ丘町)にある東京大学検見川厚生農場(現・東京大学検見川総合運動場)の落合遺跡で発掘された、今から2000年以上前の古代のハスの実から発芽・開花したハス(古代ハス)のこと。」と言われている。
もともと戦後の燃料不足の時代に、草炭が取れるというので東京都が草炭の採掘をしていたら、遺跡を発見し、その中から縄文時代の丸太船を発見。その船の中からハスのタネを見つけ、東京農工大の大賀一郎教授(故人)が発芽させたものが始まりだという。
もともとハスは千葉県内の沼地に多く栽培されているが、ここ世田谷でもこのように親株から株分けされた本当の古代ハスが生きていて、毎年必ずきれいな花を咲かせるので、本当に生命力の強さには感心する。種から発芽させることもできるが、その場合他の種子のDNAが混ざってしまうと純粋な古代ハスではなくなるというので、株分けから移植したと、このお寺の大賀ハスには記されています。

これから少しづつ蕾が膨らみ始め、おそらく海の日前後にはパッと大きな花を咲かせてくれるので、毎朝散歩のついでにハスの花チェエックが楽しみだ。

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