南青山3丁目の交差点。さらば青山ベル・コモンズ。

IMG_0875南青山3丁目の交差点。
最近よくこの辺りに行くので、昔のことを想い出す。
表参道からちょっと離れていて、地下鉄の駅は外苑前。そんな不便さもあってか、かつて、この辺りは大人の青山、そんなイメージのエリアだった。そこを代表していたのがベル・コモンズ。黒川紀章設計のスクエアなビルには、当時、トレンドの先端を行くブランドショップが入っていた。私自身はあまり入ったことがなかったが、撮影の時などスタイリストたちはよくここで撮影用の衣装や小物を調達していたようだ。
交差点を挟んだ反対側には、日本民藝館の入ったビルがあり、ずいぶんあとになるけどここの1階にハーゲンダッツのお店もあった。アイスクリームをカップやコーンで買って食べるというスタイルの先駆けだった。このビルの中にクライアントもいて、リクルート用の企業紹介ビデオの制作を依頼された時は、「南青山3丁目」というタイトルで街の紹介をするだけで学生からの人気を集めることができた。表参道は若者の街、青山はオトナの街、そんな時代だった。
南青山3丁目の交差点から西麻布方面へちょっと下ると「スキーショップ・ジロー」があり、エランやプレといったヨーロッパブランドのスキー板やエレッセのウエアを定価で買っていた。ジローの脇道を登ると、小さな「ギャラリースペース・ユイ」があり、先日亡くなった安西水丸さんやテリー・ジョンソンこと湯村輝彦さんのイラストレーションとの出会いがあった。交差点から千駄ヶ谷方面へ延びる通りはいつの頃からか「キラー通り」と呼ばれ、ウエスタンブーツ専門店「ベイリー・ストックマン」やセレクトショップ「ボール」など個性的な専門店があった。ポストカード専門店の「オン・サンデーズ」では洋書の写真集などをいつも見ていた。
そんなエリアを代表するベル・コモンズがいよいよなくなる。4月で閉館し、今は解体工事を待つばかり。その後の計画は分からないが、表参道の「セントラル・アパート」がなくなり、「同潤会アパート」も建て替えられた。またひとつ、東京の風景が変わる。

それと、今日は久しぶりにいいニュースが届いた。北朝鮮が拉致被害者解決に動き出しそうだ。一刻も早い解決を望む。

IMG_0112

交差点の反対にはフランフランの入る新しいビルが最近ようやく完成した。

2014-05-29 | Posted in Tokyo HistoryNo Comments » 

関連記事

Comment





Comment