広尾に新しい和食屋さん、小野木、開店。
広尾の天現寺交差点近くに、新しい和食屋さんが先日オープンした。
「小野木」。
渋谷の事務所近くにある和食屋さん「食幹」の大将だった小野木さんが、自分の名前を冠したお店を開いた。
半年以上の準備期間を経て、木の香りのする立派な和食屋さんに仕上がった。
2月27日の金曜日が新開店の日だったので、お祝いを兼ねておじゃまして来た。
食幹のスタッフも何人かヘルプに入って、お祝い客で賑わっていた。
もともと食幹のお料理も小野木さんが考えたものが多かったので、食幹のメニューの延長でありながら、もちろん魅力はアップしているし、味も保証付き。
そしてワインリストには長野県東御市のワイナリー、「リュー・ド・ヴァン」のシャルドネとシードルもラインナップしていただいている。
店内は木がふんだんに使われており、天井にはスタッフみんなで掘り出してきたいという大きな木の根がディスプレイされている。ここから這い出してきた大きな蟻もテーブルの上を歩きまわるくらい、まだ生きているくらいの新しい根株だ。家具も食幹のインテリアと同じ職人さんの手による暖かい肌合いのもので、テーブルには耳付きの無垢材が贅沢に使われている。
これから多くのお客様がお酒をこぼしたり、醤油を垂らしたりしながら、シミができ、汚れが味となっていくことだろう。
この日は開店日だけあって、店内は花屋さんのよう。胡蝶蘭がずらりと並べられた店内は、景気のよさを感じさせるに十分な迫力があった。
そういえば、ツイッターの知人が同じ時間に食事をしていたことをあとで知り、ちょっと驚いた。彼女も開店のお祝いで来店されていたようだ。
リュー・ド・ヴァン シャルドネ2012