富山の薬売り。おまけの紙風船に涙。
右肩痛が我慢ならず、薬に手を出した。
きっかけは、痛散湯の広告。いつも目にしていたので、記憶にはあった。試供薬を先月もらっていたので、どうしようか悩んでいた。でも、漢方とはいえ薬にはできるだけお世話になりたくないという思いがあるので、躊躇していたが、我慢ならず。
で、再春館製薬所へ電話してみたら、熊本大地震の影響ですべての業務を停止している様子。こんなところにも被害が。
そんな時、たまたま新聞広告で目にしたのが、痛みをとる、という広告。広告主はと見ると富山の薬売りとある。
昔、田舎にいた頃は毎月定期的に薬売りのおじさんがバイクに大きな薬の荷物を載せてやって来ていた。ケガ薬は農家には欠かせないので、絆創膏やオロナイン軟膏、風邪薬などもそのおじさんから買っていた。家には薬の木箱があり、そこにはいつも富山の薬が入っていた。そんな便利なシステムも今ではすっかりなくなっているのだろうと思ったら、何のことはない、どっこいこんなところで頑張っている。
であれば安心かと思い、早速電話。
届いた薬にはあの紙ふうせんがおまけで入っていたのを見つけた時は懐かしくて涙が出そうになった。
富山のおじさんが来た時は必ずこの紙風船をもらった。大したものではないけど、毎回もらえたので記憶に残っている。まだこんな商法を続けているんだと、本当に感心した。
薬の効果はどうかわからないけど、第三類薬品だというので薬には間違いないので、しばらく飲んでみよう。