久しぶりの麻布十番。浪花屋のたい焼きに豆源の塩おかき。
かつて麻布十番に20年くらいいた。
以前勤めていた会社が麻布十番に移転した頃は、とても不便な下町というエリアで、人も少なく、都心でありながら下町風情があり好きだった。
地下鉄ができてからはどんどん地上げが進み、あの有名な麻布十番温泉も今では駐車場の更地となり、さらに昨日行ってみたらマンションのモデルルームを建設中だった。
この狭いエリアにマンションやビルがにょきにょきできあがり、もうかつての面影はない。
そんな中、ビルを建てたたいやき屋、浪花屋といち早くビルを建てた豆源は今でも頑固に守り続けている。
久しぶりにたい焼きと塩おかきを買ってみた。
変わらないたい焼きである。
今どきは予約しておかないとすぐにその場で買うのは容易じゃないくらいの人気者だ。
たかがたい焼き、されどたい焼き。
ビルを建て今でも元気に泳ぎ続けるたいやき君を見ると、事業のシンプルさこそサスティナブルなんだと実感する。
1匹、税込みで150円也。