Tokyo Culture

ロベール・ドアノー展、銀座ライカギャラリーへ。

レセプションの日に、ドアノーの娘さんが来たよ、そんなことを恵比寿にある写真集食堂「めぐたま」のめぐみこさんに聞いたので、初日の昨日、会場へ行ってみた。
銀座のライカギャラリーには海外からの観光客が数組とプロらしき人がエンジニアと盛り上がっていた。
私はドアノーの写真を見ただけだったが、私が生まれた年に撮影されたプリントもあった。

ドアノーの写真といえば、「パリ市庁舎前のキス」が有名で、写真集も何冊か買った。
ドアノーの写真が好きで、1990年台にパリへ何度も足を運ぶきっかけになったことは間違いない。
パリの街角の路上のカフェでカフェオレを飲む。ギャルソンにチップを渡す。クロッソン(クロワッサン)をボロボロとパンくずを落としながら食べる。
誰かと待ち合わせをする。メトロに乗って市内をめぐる。そんなことが好きだった。
初めてパリへ行った時には、なんて汚い街なんだと驚いた。花の都なんて嘘じゃないかと。犬の糞、煙草の吸殻やゴミが路上に溢れていて、汚い。それに停めてあるクルマはどれも汚いし、凹んでいる。女性たちはみなジーンズに黒のジャケット。新聞片手にタバコを吸いながら信号も守らず歩きまわる、そんなパリに驚いた。しかし、他人のことをあまり気にしないパリの町には我々のような異邦人も受け入れるやさしさがあったのかもしれない。
悪く言えばエゴイスト、よく言えば、自己主張。そんなパリの街角のカフェで出会ったのが、アニエスbのプレスだった太田苗子さんだった。ボンジュールと現れた彼女はフランス語を上手に話し、クスクスを食べることのできる中近東系のお店や、レ・アールという市場前にある本当のフランス料理、ビストロの美味しいお店やセーヌ川を望むトゥール・ダルジャンにも連れて行ってくれた。
そんな日常の風景を見ていると、汚れた町やカフェのパンクズもオシャレに見えてきた。ドアノーはそんなパリの写真をライカで記録していただけなのかもしれない。

また、パリへ行こうか。
そんな思いが強くなった。
IMG_4615
DSCF6599
DSCF6595
IMG_4619
DSCF6591
IMG_4616

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です