感謝祭なのか?謝罪祭でしょ、大塚さん。

AD Work

家具屋姫こと大塚久美子社長の署名入りの広告が掲載された。
まあ、ずいぶんメディアには登場したので、広告費用に換算したら相当の効果はあっただろうと思うが、販売は激減で対前年比30%落ちだそうだ。ちょうどマクドナルドも昨年からの販売減が40%近くまで落ち込んだという。
大企業でこれだけの売上減少となると、そう簡単には回復しないだろう。
どちらも企業の価値は役割を終えたとしか言いようがない。社会の構造もニーズも競合社も変わりすぎた。にも関わらず、両社ともかつての成功モデルで何とか「お客さまのニーズ」という言葉を使って事業の継続を試みようとしているが、はたして回復するかどうかは疑問である。

ちょうど先週の日曜日、府中にあるニトリへ行ってみた。息子の引っ越しがあり、近くにニトリがあるというのでアパート住まいに必要な生活用品を求めに行ったが、これほどたくさんのお客さんが買い物に来ているとは正直驚いた。
我々が20代の頃は東急ハンズがDIYの聖地のようなスポットで、毎週のようにいろいろなものを買いに出かけた。それが今では北欧メーカーのイケヤもあるし、ニトリも商品力と価格設定は凄い。買ったことはないがアイリスオーヤマも家庭用品をどんどん販売している。
これだけ選択肢があれば、大塚家具へ買いに行く人は激減するのも無理はない。正直私はニトリとかイケヤに行くととても疲れる。人が多すぎるのと、動線の設計がされていないから。イケヤは逆に動線が強制的なので、探しにくいところもあり、人の波に飲まれて疲れる。そんな高齢者は大塚家具でゆっくり買い物をする方が楽だと思う。思っていた。が、ニトリにはヤングファミリーだけではなく高齢者のお客様も多い。それは年金生活で必需品を買うだけなら安い方がいいし、近くにある方が楽だ。新宿やお台場まで買いに行くとなると、一日仕事になるので旅行のようなものだろう。

この広告で、久美子社長は今回の一連の騒動で多くのお客様に叱咤激励、ご声援、厳しいご意見をいただいたことに対して感謝し、お詫びと感謝の気持ちで謝恩セールを行うと書いている。ちょっとその話法は強引すぎないか。その前に何か「けじめをつける」ことがあるべきかと思う。売上が3割も激減しているから売りたいのは当然だが、よく見るとたいした割引でもないのにお客様は来店してもおそらくそれほど買わないだろうし、買うものは限られている。そこを見破られると、今月のセールで瞬間的には売上が確保できても続かいないでしょ。おそらく、大塚家具は立ち行かなくなると思う。
マクドナルドも同様だ。もう使命は終えたので、終わればいい。でも、だれもそんな判断はできないのが、20世紀型資本主義経済の成れの果てということか。
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