「駒場東大前」駅前のパン屋さん、ル・ルソール。
先日の駒場散策の時に立ち寄ったパン屋さん、ル・ルソール。
駒場の町は、学生街特有の雑多な賑いもなく、駒場東大前駅西口周辺には意外とお店が少ない。駅出口前にマクドナルドがあるが、さすがに学生ばかり。
駒場公園に向かう坂道を歩き始めると、すぐに小さなパン屋さんがある。間口1軒くらいなので見落としそうだが、並びにカフェも並んでいて、このカフェのチョークボードに「お隣りのパン屋さんのパン持ち込みOK」と書いてあるので気がついた。
「ブーランジュール」とあるようにメゾンっぽいパン屋さん。店内に入ると狭い店内にお客様がいっぱい。平台の上に焼きたてのパンが並び、ランチ用のサンドイッチも。お店の奥にキッチンがあり、スタッフがパンを焼いている様子も見える。
先週行った代々木八幡の「365日」と狭さもデザインも雰囲気もよく似ている、今どき風のパン屋さんという感じ。お店の狭さ(=広さ)はそのまま家賃に直結するので、ホールもキッチンもぎりぎりの狭さで何とか回しているっていう感じ。このくらいの狭さ感が、世田谷あたりのパン屋さんの損益分岐点なのかなとも感じるけど、毎日利用するにはまったく問題ない佇まいだ。この日みたいに天気のよい週末だと店内が狭く感じるし、レジ対応も待たされるという印象もあるが、平日の昼間立ち寄ればゆっくり選ぶことができるのだろうと思う。ブティック系の走りのパン屋さん、三軒茶屋の「濱田屋」もお客さんが3人入れば身動きできないくらいの狭さだった。ヒカリエに出店した濱田屋はまったく別のスタイルで売上ボリュームも毎日50万円くらいあるんだろうと思う。
それに比べて、目黒や世田谷の住宅地の駅前のパン屋さんは、このくらいの狭さでないと長続きできないんだろう。今日は写真を撮る間もなくすぐに食べちゃったけど、もちろん美味しさは◎でした。