まさに、奇跡。
友人と話をしている時、彼が昨夜1冊の本を読んだと話をし始めた。林真理子さんの新刊「奇跡」のことだった。その新刊が出ていたことは知っていたので、近いうちに読んでみようと思っていた本だったので、彼の話を聞いて思い出した。
「読み終わって泣いたよ」それが彼の感想だった。
さっそく次の日、書店で買い求め、読み始めてびっくり。主人公が梨園の女性だとは知っていたが、もう一人の主人公がなんと写真家の田原桂一さんだった。しかもこの本は小説ではあるが、事実に基づいて実名で書かれているので、ほぼ作家によって聞き取られた事実に基づいた小説の体裁となっている。
これ以上はネタバレになるので控えるが、実は1991年にパリで田原さんのインタビューをしていたことを思い出し、その掲載本を出して読み返してみた。これも奇跡のような縁。そして、内容もまさに奇跡。
やりたいことは死ぬまでの間しかすることはできないので、やりたいことはやろう。