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いいじゃないか、負けたくらいで。

スポーツは時として残酷だ。
特にプロスポーツは勝利の結果が出ないと評価されない。
勝者の向こうには必ず敗者がいる。圧倒的に敗者の数が多いのも勝負の世界の習わしだ。

サッカーワールドカップで、日本が敗退した。
残念だ。
でも、これが実力だと認めるしかない。

自分が彼等くらいの年齢の時、果たして世界の強者どもと戦うようなことがあっただろうか。
そんなことを考えるだけで、私は彼等をリスペクトする。
が、日本代表ともなるとそうもいかないだろう。
特にワールドカップとなるとビッグマネーも動いているので、中継画面の片隅に見える代理店の連中の姿が侘びしく見える。
決勝リーグ進出は当然で、あわよくばベスト8とか言いながら彼等も一生懸命セールスをしてきたのだろう。
が、勝負は水もの。すべてがパーだ。悪い言い方をすれば博打みたいなものだ。

でも、そんな経済活動は抜きにしてスポーツは見たい。
彼等の戦いぶりを私は立派だったと讃えたい。
自分にはできなかったことだし、想像もできない。
それだけで充分だと思うのだが、熱きサポーターたちはそうもいかないだろう。
仕事も休んで自腹で地球の裏側まで行って、お疲れさまだけではなかなか尽きないだろう。

イタリアもイングランドも敗退した。
オランダのファンペルシー、ロッペンは本当に凄いプレーを見せてくれる。ロッペンはもう34歳くらいかな?
メッシもさすがとしか言いようがない。あそこまで待って決めたとしたら、本当のプロだ。
そしてネイマールのボールさばきも美しい。
世界は凄い。世界の実力は凄い。それを身をもって体感できただけでも、サムライブルーの若きイレブンたちには良かったんじゃないかな。
我々スペクテイターにとっては、たかがスポーツイベント。
アスリートにとっては、最高の舞台。
自分にとっての最高の舞台探しも、また始めようと思う。

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