松陰神社前の商店街へ。日本の牡蠣の居酒屋さん、アリク。
昨日の夜、帰り道に松陰神社前の商店街へ立ち寄ってみた。
ここの商店街はまだまだ元気で、手作りおすし屋さんのお店とか、八百屋さんもきちんと営業している。カフェなどの飲食店もあり、世代交代も進んでいるように見える。いつも、夜遅くなると空いた世田谷通りを帰るとき、時々ここの商店街の風景をゆっくりと眺めていた。
先日、渋谷の事務所近くにあるおばんざいのお店「コンセクエンス」で開店当時に料理を作っていたヨッシー君から松陰神社にお店を出したのでというメッセージが来ていたので、覗いてみようと、朝採りした小松菜を手土産に寄ってみた。
以前はお花屋さんだったというそのお店は、共悦マーケットというちょっと昭和の香りが漂う一角にあり、通りには面しているので分かりやすい。ただ、何のお店なのかが分かりにくいので、商店街を歩く人たちも「何のお店なんですか?」と覗いていく。
「アリク」と名づけられたこのお店は、日本中の牡蠣を1年中食べることのできる居酒屋。アリクというのは歩くの語源で、人や人生は歩き回って様々な出会いがあり、どこかにたどり着く、そんな意味合いから名づけたという。
早速牡蠣をいただく。岩手の赤崎というところの牡蠣を生でいただき、兵庫の坂越というところの牡蠣を焼いていただく。こうやって食べ比べると、味の違いがよく分かり、牡蠣が育った環境の違いまで感じられる。季節的に今はまだ本牡蠣が出ていて、これから徐々に岩牡蠣に変わっていくということらしい。こうやって1年中牡蠣を食べていただきたいというのがヨッシーの思いだそうだ。
コンセクエンスを辞めてから、しばらく築地の仲買卸で働いた経験が、牡蠣を多くの人に食べていただきたいという思いにつながったという。
千葉県の野菜や茨城県の鶏卵などを使ったおばんざい料理と併せて、牡蠣をおいしくいただきました。
日本の牡蠣とおばんざいの居酒屋さん
世田谷区世田谷4-2-42 共悦マーケット
東急世田谷線松陰神社前駅徒歩1分
TEL:03-6432-6880