広島の写真家、宮角孝雄氏の写真展へ。
30年以上の付き合いのある広島出身の写真家、宮角孝雄さんの写真展を、江戸川橋のカフェでやっているというので最終日直前になってしまったけど覗いてきた。
江戸川橋公園近く、フォーシーズンズホテルに昔よく通っていた頃登っていた急な坂の登り口にあるカフェだ。
たまたま立ち寄って写真展をやることになったという、カフェ内のミニ写真展。
テーマは「被爆せし人々」。宮角さんは広島出身ということもあり、長年このテーマで撮り続けている。うちの家内のおばさんの写真も何年か前に撮ってもらい、このカフェにも展示されていた。
数年前にこのおばさんに会った時に、初めて聞いた話によると、戦前、広島からはたくさんの人々がハワイへ移住で渡っていたという。珈琲農園などで働くためだった。おばさん一家もハワイへ移住していたが、たまたま広島へ帰郷していた時にパールハーバーで太平洋戦争開戦となってしまい、その後ハワイへ帰ることができなかったという。そのことが今でもとても寂しい思い出として残っていると聞いた。
そしてその後広島で原爆投下に会いながらも、爆心地からちょっと離れていたおかげで生き延びることができ、今でも元気に暮している。そんなお話しを聞いた。
今日、G7首脳会議で世界各国の外相が広島に集まっている。オバマ大統領も伊勢志摩サミットの際に立ち寄ることになるかもしれないという。核のない世界実現のために。