久しぶりにカビの生えるパンを見た。
買った食パンをそのまま常温で置いておいたのを忘れていて、今日、それを食べようと見たら、なんと青カビが生えている。
久しぶりにパンにカビが生えているのを見た。まだ1週間も経っていないのに、だ。
最近の食パンにはカビも生えない。
特にスーパーで買うふわふわの食パンなんかはそうらしい。
それはカビが生えないように作っているからだ。カビが生えるとクレームになるからだろうか、賞味期限が長い方が売りやすいのか、いや逆に期限は短い方がよさそうだけど、とにかくカビなんか生えたパンを見たことがなかった。
それが、最近渋谷の事務所近くにできた「丸十池田」という大正時代創業のパン屋さんの食パンが、これ。
お店のおかみさんが言うには、「うちのは美味しいよ。変な臭いもしないし。変なものは入っていないから。」と言っていた言葉を思い出した。
カビの生えない添加物のことだと思う。
カビの生えた食パンを久しぶりに見て、このパン屋さんが好きになった。
朝7時から開いているのもいい。だいたいパン屋さんは朝が早いもんだ。
ハード系もないし、難しい名前もない。コロッケやソーセージ、カレーなんかの菓子パンが、ごくフツーなんだけど、たしかに美味しい。シンプルなロールパンなんか50円だし。
近くに美味しいパン屋さんがあるって、ホントに幸せな気分になる。
もったいないから、青カビのところだけ除いて食べちゃった。