7年ぶりのスキー。湯の丸高原スキー場へ。でも・・・。
3日の日はスキーへ行った。
暮れに息子が白馬へバスツアーで行ったので、私は仕事仲間とゴルフ初打ちもいいけど初滑りに行こうということで、湯の丸へ出かけた。
昔は家族でよくスキーに行った。湯の丸がホームゲレンデだった。山の下の東御市本海野に親戚がいたこともあり、そこに泊めていただき湯の丸へ通った。子供連れにはちょうどいいローカルなファミリーゲレンデだが、雪質はすこぶる上質でパウダースノーを楽しめるのが魅力だ。ちょっと足を伸ばせば菅平や鹿沢もあるが、湯の丸だと町から1時間かからないので、いつも滑っていた。
スキーの荷物を出してリフト券ホルダーを見ると、2008年の石打丸山のチケットが残っていた。もしかしたらこれが最後のスキーだったのかもしれない。とすると実に7年ぶりとなる。息子が高校生になってからスキー部に入ったので、その頃が最後だったのだろう。スキーのイメージはあるが、今の板はカービングになっているし、体力はないので一抹の不安もあった。
しかし、その不安はもうひとつ別のところに隠れていた。
今年のお正月は寒波の到来で前日も湯沢で世田谷から行っていたスノーボーダー3人が、行方不明になっているとニュースが報じていた。湯沢のある上越方面は猛吹雪で1日で胸の高さくらいは積もってしまったという。気温の低さと大雪が来たらスキーどころではないのだが、幸いにも湯の丸は朝から晴れ上がってた。
が、前日の夜には新雪が降り、上信越道の東部湯の丸ICを出たところはすでに道路も真っ白だった。7時30分にICを出て、湯の丸へ向かおうと奈良原の集落を抜ける道を登り始めたら、あっという間にスタックしてしまった。日陰のカーブのある難所で数台のクルマが繋がり、先頭のクルマが登れなくなりストップ。並んでいたクルマも全部ストップ。4駆は難なくリスタートができたが、FF車は空回りでダメ。私のクルマもダメ。スタッドレスは新品のミシュランなのに!パサートは雪に弱い!のか。ゴルフだったらどうだったのだろう?そんなことを考えながら、何度もトライしたが上れず。道路はアイスバーンで昨夜の新雪が積もっていたので、最悪のコンディションだった。すぐ後ろもカーブだったのでそのままバックするのも後続車に危険だし、Uターンしようとして身動きできなくなるともっと危険な上、迷惑をかけることになるので、何とか道路の左に寄せて、日当たりが来るのを待った。外気温はマイナス7度。一人でおよそ1時間。結構寂しかったけど、集落の中だったので、危険を感じることはなかった。
8時30分を過ぎて友人もようやく到着したが、やはり同じカーブで登り切れず、農家さんの庭先でUターンしてサンラインにある道の駅雷電まで退避。そこでクルマを1台にして再挑戦。日が当たり始めていたので、ゲレンデまで難なく辿り着けてホッとしたのが午前10時頃。せっかく早く出てきたのに、時間が早すぎたのが仇となってしまった。まあ、それでも事故にもならなかったのでよかったのひと言。
久しぶりのスキーでもケガをしないように、晴天に恵まれたゲレンデで半日スキーを満喫した。といってもリフトに10本も乗らなかったかな。太ももの筋肉が肉離れ寸前で、ゲレンデも一気に滑り降りることすらできず、何度も休みながら降りてくるのが精一杯。
2時には切り上げて湯楽里館で筋肉をほぐし、Uターン渋滞の関越で帰京。事故もなく無事に帰りました。
而今。過去や未来にとらわれずに、今日を精一杯生きる。そんな一日でした。