パサートヴァリアントからアウディA3に変えた理由。
パサートヴァリアントはいい車だった。
乗り始めてから大きなトラブルもなかった。
エンジンがかからないということが3回くらいあって、レスキューに来てもらったが、おそらくそれは私のコントロールミスが原因だと思う。エンジンをかけたままドアを開けるとアラームが鳴り、エンジンストップ。その後のリスタートでエンジンがかからないとか。一度、かみさんが娘と出かけようとしてエンジンが全くかからないということもあって、それ以来かみさんは「こんな車怖くて乗れない」と一度も自らハンドルを握ることはなかった。それが一番大きなトラブルかな。私も深夜に帰ろうとエンジンスタートしないことがあり、深夜のレスキューをお願いしたこともあった。でも、レスキューさんが来てエンジンスタートすると一発でかかる。後から思うと、それはフットブレーキの踏み込み力が弱かったのかもしれないと気がついてからは、そのようなことはなかった。
2年と4ヶ月で42,000キロ。で、車検。
2年前の8月に来て、この12月で最初の車検。2年と4ヶ月で42,000キロ。アベレージ月間平均2,600キロだから、その前に乗っていたゴルフの時とそれほど変わらない走行距離だった。田舎へ帰る機会が少なくなったから距離も減るだろうと思っていたけど、そうはいかなかったわけだ。で、車検となると20万円近くはかかることになる。ノーマルのタイヤも3万キロは走っているから、冬の間はスタッドレスでいいけど、3月になったらまたタイヤ交換で10万円は必要になる。年末年始にまとまったお金が必要になるのはしんどいので、どうしようかと考えたのが、前回買い換える時にアウディの若い営業が新車に3年毎に乗り換えてください。という提案だった。
そんなことができるのか?と説明を聞くと、新車ならではの値引きもあり、会社の経費で乗り続けるということを考えると、残価設定で3年毎に新車に乗り継いでいくということができるという。VWは残価設定が40%くらいだが、アウディの場合は55%くらいまで高められるからこれも可能だということ。そんな話を思い出してもう一度アウディに行こうと思ったら、原宿のショウルームはなくなっていたので、世田谷の尾山台のショウルームへ寄ってみた。VWの認定中古車センターがすぐ近いので、VWに行ったついでに寄ってみた。
こちらの条件は、
・12月のキャッシュアウトなし。
・毎月の支払(返済)を5万円以内。
・スタッドレスは必要。
この3点だけ。
あとは、パサートヴァリアントが大きすぎて乗れないというかみさんの声もあったので、これより小さな車、となると、A3しかない。
で、難なくキャッシュアウト無しであっという間にA3がやって来た。名残惜しいパサートはあっという間に去って行った。
走行距離が41,000キロ。引き渡しの時は42,000キロ。
下取り査定は90万円。これはVW、VWとアウディの認定中古車センター、3ヶ所でもほぼ同じ。やはり走行距離が多いので査定は下がってしまうのが私のクルマの宿命。
で、残債が170万円。問題はこの残債を帳消しにできるかどうか、ということだと思っていたが、帳消しになった。
なるほど、こうやって乗り継いでいくのか、ということだ。
いつまでたっても自分の車にはならない。でも、ローンを完済してもその頃には10万キロ以上走っているので、査定も出ない。で、タイヤ交換や故障が出始めると費用がかかる。結局ローンと同じくらいの費用負担が発生するし、定期点検の費用も自己負担になるから、だったら新しいのに変えちゃった方がいいという合理的な考え。
仕事をしている以上、会社で経費を負担できるからできるわけだ。
趣味の車でもないし、毎日使う道具だから、これでもいいかと割り切れば、いつも新車に乗り続けるので、ま、いいか。
新車はいいけど、A3の印象は思ったほどよくない。
・くさい 新車の匂い
・ふにゃふにゃする スタッドレスだからか
・うるさい これもスタッドレスの原因
・狭い
都内をキビキビ走り回るのは、サイズ的にはいいし、DレンジではなくてSレンジで走ればなかなか走り感もいい。
まだ納車されてから800キロだけど、Dレンジで都内を走っていても、平均燃費はパサートよりもいい。エンジンは同じ1.4L。ミッションも同じ7速。出力、トルクも全く同じなのに、燃費はいい。ボディサイズが小さいので車重が軽いからかもしれない。燃料は50リットルしか入らないので、パサート(70リットル入ってた)よりも1割以上燃費がよくならないと、走行距離が伸びない。
SIMカードを差し込んで、ネットワークで繋がったり、いらないナビゲーションも付いたりしたが、ドライブレコーダーが付いたのは助かった。
それと保険。35歳以上の限定保険に加入しているが、息子や娘が乗る時にこのちょい乗り保険なるものを利用できるという。こんなのは初めて聞いた。保険会社は東京海上日動なので今までと同じだが、保険の保険みたいなアウディ保険というのに加入すれば適用だという。それと、子どもが自転車で歩行者にケガをさせてしまった場合にもこの保険が適用できるという。今までVWでも東京海上日動の保険に入っていたが、こんな提案は聞いたことがなかった。
友人が先日、メルセデスEクラスで25万キロ達成!とFBで投稿していた。メルセデスできちんと定期点検を指定いれば、このくらいは問題なく走れるという。先々代のゴルフヴァリアントは、10万キロ超えでスーパーチャージャー、オルタネーター、コンプレッサーなど主要なパーツが次々と壊れ始めて修理費用が10万円単位で発生していた。DSGという複雑なミッションとツインチャージャーというこれも複雑な機械ははやり壊れやすいということの証左だろう。ふだん都内でストップ&ゴーを繰り返していると、はやり相当機械的なストレスも溜まるのかもしれない。それだけクルマにとっては厳しい環境なんだろう。
ま、そんなことで乗り換えたアウディA3。しばらく乗ってみます。