家電という名前にはダマサれた蔦屋家電@二子玉。
いい意味でダマサれた。
なぜTSUTAYAが家電をやるのか?という疑問と興味があった。
でもTSUTAYAのことだから無機質な今の大手家電に対して、もうやめようよ価格訴求はという挑戦状だと期待して二子玉川にオープンした蔦屋家電に行ってみた。
しかし、いい意味で、家電という名前にはダマサれた。
家電はほとんどなく、基本は書店。お決まりのリラックスソファのスペースもたっぷりあり、約束のスタバももちろん。
事務所の近くにあるGOOD MEALS SHOPも入ったと聞いていたので、興味津々で出かけてみた。
まるで自宅に帰ったような。
2フロアある店内で、まず気になるのが照明の暗さ。むやみやたらに明るい商業施設が多い中、自宅に帰ってリビングで眠くなるくらいの照度でリラックスできる。駅からライズまでの賑わいと別れることのできる演出がいい。
それと、音楽のコーナーでは、我々世代を泣かせる展示がたくさん仕掛けられているのも心憎い。ギブソンのレスポールの向こうには、ギブソンのスピーカーとアナログプレイヤー。そしてレコードはイーグルスとボズ・スキャッグスとド・ストライクゾーン。いやぁ、演出の狙いがわかりすぎて、いいねぇ〜とニヤついてしまうのは私だけではないと思う。
明確なコーナー分け。
もちろん、デジカメやテレビなどの家電もあるが、万引き防止の金具まで気を配っているのが分かり、せめてこのくらいまでは気を遣って欲しいという展示。書籍も、「健康」「美」「食」などのキイワードごとにコーナー分けがされ、同時にファッションやキッチン用品、健康用品の展示もあり、ライフスタイルの提案がよく分かる。
実際に美のコーナーにいると、女性たちが「ここだここだ、美しくなれるのは」と言いながら書籍と美容器具のコーナーを行ったり来たりしている。これも狙い通りの展示で、ついつい買ってしまう。価格を気にする以前に「私が欲しかったのはこれだわ」という気にさせるので、大手家電屋さんのような大きな赤い文字の値札は一切ない。視察風のビジネスマンも多く見受けられたが、大手家電やさんもここまでの演出を見せられると、さあ、うちはどうするんだと大いに悩まなければならない。価格支配権だけでは、もうこれからの小売ビジネスも勝機がないと思うのは、私だけではないと思う。
2階のラウンジ。植物の多さがリラックスさせてくれるけど、果たして暗い照度で植物が育つのかな?
こちらは1階のラウンジ。みんな昼寝している。
読書、PCコーナー。ずっと満席だ。書籍のコーナー。面積は書籍が圧倒的に広い。やっぱり蔦屋書店。
メインサインの下には、モノを売るだけではなくて、ライフスタイルを提案するんだというメッセージが書かれていた。
こんなにたくさんKINFOLKを置いて売れんの??
ギブソン・レスポール。
ギブソンのアンプ内臓のスピーカー。カラーリングがレスポール。
Hotel CaliforniaとDown Two Then Left。いいね。
20万円もするスマホケース。ここにしかないモノもちゃんと展示。
これは神棚。なぜ?
広告のビジュアルに使われているトースター。Dualit。イギリスの不朽の名作。
B&Oではテレビを見させていただいた。
なぜかシステムキッチンも。トーヨーキッチンかな?
GOOD MEALS SHOP。残念ながらランチはなし。