どぜう屋「飯田屋」でいただくうな重。
浅草に行ったついでに、どうせならうなぎでも食べたいと思い、地元のパン屋さん「粉花」さんで教えていただいた田原町のお店「飯田屋」へ。
じつはうなぎ屋さんではなく「どぜう」の暖簾を出すどじょう鍋のお店。ここのうな重が美味しいよとのことだったので、さっそくおじゃましてみた。
田原町から合羽橋商店街を抜けて一方通行の多い路地商店街の中に飯田屋がある。
大きな染め抜きの暖簾には「どぜう」の文字。駒形で有名などぜう鍋のお店だ。大きく立派な店構え通り、店内も広々とした数寄屋造りで清潔感もあり、中居さんも忙しそうに動き回っている。2階にも座敷があるようだ。
この日はうなぎを食べたかったので、うな重をオーダー。座敷のテーブルに付いた先客たちはみなどじょう鍋を食べている。隣りの席に後から来た初老の夫婦もどじょう鍋をオーダー。どじょう鍋は下ごしらえもないので、すぐに出て来るが、うなぎはさばいてから焼くので時間がかかる。どじょう鍋の鼻につく臭いを嗅ぎながら待っていると、ようやくうな重が。
いい具合にタレが輝いて美味しそうなうな重は、評判通り美味しかった。
が、だ。隣りの席にも、うな重が出てくる。なんとどじょう鍋を食べた後、さらにうな重を食べるというのが、どうもこのお店の常連さんたちの食べ方のようだ。しかし、そんなによく食べられるね、そんなに精力つけてどうするの?って感じでびっくりの飯田屋でした。