人形町の魚河岸料理、よし梅。
還暦の誕生日祝いということで、家族と久しぶりに食事へ。
この日は、人形町のねぎま鍋で有名な「よし梅」さんへ。
ねぎまとは、ネギとマグロの鍋。
それまでは先付、八寸、刺身、焼物などが出てくる会席料理のコース。
最後にねぎまの鍋、そして雑炊をいただき、お腹は満腹の下町らしいお料理でした。
で、この建物がすごい。
関東大震災後に待合として建てられ、戦争でも残った貴重な文化遺産。
今では登録有形文化財に指定されているそうだ。
床の間、柱、建具、窓ガラスなど、どこを見ても厳選された材を使用して、腕のある職人の技による数寄屋造りの建物である。
あと何年残ることができるのか分からないけど、人形町の路地裏にあるこのような文化財を維持するだけの商売を続けていくのも大変なことだろうと思います。
トチノキの皮付きの床柱。とても珍しいものだという。
職人さんの技が生かされた窓の格子。
引き戸は柾目の1枚もの。秋田杉らしいが、樹齢80年くらいらしい。
屋久杉の天井。
まん中が若女将。