Tokyo Nice

スーパーオーディオの世界。

2014東京インターナショナルオーディオショウというイベントに行ってみた。

先日、銀座方面へ出かける用事があったので、ついでに有楽町の国際フォーラムでこのイベントをやっているとFB友人から案内があったので、立ち寄ってみた。
個人的には今、アナログオーディオの再生が面白いので、そんな展示を期待したが、圧巻の内容で見事に裏切られた。
知っているところでは、ラックスマンやアキュフェーズなどのメーカーがあったが、友人のいるブースは、TADという会社だった。申し訳ないが、予備知識がまったくなく、満員の会場に入ってデモの音楽を聴いてビックリ。今話題のハイレゾどころではなく、スーパーオーディオの世界だった。再生される音楽はCDプレイヤーもあったが、本当に目の前でピアノを弾いているような迫力のあるサウンドだった。マニアには程遠いので、どのような表現がふさわしいのか分からないが、とにかくそのリアルな音楽は迫力があった。

TADとは、テクニカル・オーディオ・デバイセズ・ラボラトリーズの略で、どうもパイオニアのハイエンドブランドらしい。
展示会場にあったスピーカーはセットで700万円。アンプも300万円以上。セットでゆうに1000万円を超えるハイエンドオーディオだ。いまだにこんなマーケットがあるんだと、そのこと自体にも驚いたが、どの会場も満員で熱気にあふれていた。昔、兄貴もオーディオマニアで、よくSTEREOとかの雑誌を読んでいた。私も学生の頃、アルバイトをしてお金を貯めて、パイオニアや山水、トリオのアンプやダイアトーンのスピーカー、デンオンのプレーヤーを買うのが夢だった。あの頃でコンポーネントステレオのセットを買うのに20万円くらいだったろうか。それでもバイトで買うには限度もあるので、ローコスト版のラインナップで我慢していた。それよりもいかにして輸入盤屋さんで早く新しいアルバムを見つけるか、その方が重要だった。渋谷のシスコやディスクユニオンにもよく通った。国内盤が2500円で輸入盤だと1800円くらいだった。

そして、今、知人から譲り受けたアナログオーディオの古いセットを再生し、オープンリールデッキもようやくきれいにしたところなので、オーディオには興味があったので寄ってみたら、まったく別世界だったので驚いた。ラックスマンなんかお手頃のラインナップで、1000万もするスピーカーやアンプがあること自体、日本はやっぱり豊かなのかなと実感した。

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これがTADの試聴室。このスピーカーがセットで700万円以上。それなりの音はしていたが。エンドユーザー向けというよりもスタイジオ向けだろうが、みなさん真剣に聴いていました。

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