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iMac27 2012lateをリフレッシュ。

書き込み速度、読み取り速度が亀に。

もう6年も使用していることになるので、さすがにハードディスクもヘタってきた感が強く、最近はイラレやフォトショップはもちろん、オフィス系のエクセルやワードを起動するのにも数分、ひと文字入力するのに数十秒、そんな具合だったので、思い切ってOSの初期化よりも起動ディスクの交換という処置をしてみました。結果、新品になりました。

今までOSのクリーンインストールを2回、再インストールも2回くらいしてきましたが、さすがに今回はもうダメかなという感じだったので、新しいiMac27に買い替えかなと、アップルストアで見てきたりしていました。
でも、起動ハードディスクさえ変えてしまえばいいと思い付き、内臓のハードディスクを物理的に交換するのはリスクが高いので、外部ディスクから起動しようと、サンダーボルト接続のSSDを奮発してみました。どうせなら(書き込み速度が)早い方がいいから。それにSSDも最近価格が下がってきて、1TBでも手頃感があったので、30万円も新たに投資して新iMacに買い換える前にやってみようと思いました。

用意したのは起動ディスク用のサンダーボルトSSDと念のためタイムマシンでのバックアップ用にUSBのSSD。どちらも1TBです。
サンダーボルト接続はTranscend製で34,560円(税込)。SSD3.0接続はBuffalo社製で12,863円(税込)。USB接続であればかなりお手頃価格です。

左がサンダーボルトSSD、右がUSB3.0のSSD。

まず最初に念のためUSB接続のSSDでタイムマシンバックアップ。普段はタイムマシンを使用していないので、3〜4時間かかりました。

次に、サンダーボルト接続SSDで起動ディスクを作ります。最初に接続してディスクユーティリティで見ると、MacOSジャーナリングにフォーマットされているので、そのまま使用可能でした。ついでにデバイスの名前をMacintoshSSDにしておきました。

次がSSDへのOSのインストール。APPストアからOSをインストールしようと「入手」をクリックすると、現在の起動ディスクのOSが最新バージョンかどうかの確認が始まってしまいます。仕方がないので、そのまま更新作業を進め、最新バージョンになってから改めて「入手」をクリックすると同じプロセスの繰り返しが何度か続いた後、インストール画面へ切り替わりました。このきっかけは明確に分かりませんでした。

OSをインストールしようとすると、インストール先のディスクを選択する画面になるので、サンダーボルト接続したSSDを選択。20分くらいでインストールは終わりますが、最後になぜかエラーが出てしまいました。これを2回繰り返しても同じエラーだったので、何が原因なのか考えた結果、SSDのフォーマットだろうと仮定して「MacOSジャーナリング」ではなく「APFS」フォーマットに変更してから3回目のインストール。結果は同じでエラーになってしまいました。

なぜかインストールの最後にエラーが出てしまいます。これを3回繰り返して2時間くらい。

そこでさらに考えて思いついたのが、MacOSユーティリティからのOS再インストールの手法。現在起動中のHDを「command (⌘) + R」キーを押しながら再起動すると、下のようなウィンドウが開くので、インストール先にサンダーボルト接続のSSDを選択してインストールしたから、1回で成功しました。

あとはデータの移動。

ここまでくればあとは、データの移行だけです。もともとのHDから新しいSSDへのデータの移行をしますか?と聞いてくるので、はいを選択。そこから半日ほど放置後に戻ってみると、無事に完了です。
結果的にタイムマシンは使用する必要がなかったのですが、これは万が一の時のための保険なので、私は今までタイムマシンは使用してこなかったけど、今後タイムマシンとして使用してもいいですね。
今まで起動ディスクとして使用してきた古いハードディスクは、SSDの様子を見て問題なければデータ保存用の内蔵HDとして使用すればOKです。タイムマシン用でもいいし、ムービーファイルのキャッシュの保存先でもいいですね。

結果、新品同様、いや新品以上に。

結果的に、マシンの起動もアプリの起動もあっという間になりました。サブ機で使用している「2014mid」のMacBookProが500GBのSSDですが、ほぼ同速の感覚です。待つ時間がないのは本当に楽ちんです。アイデアの喪失を防いでくれる、そのくらいの速さなので、約5万円の投資にしては予想以上の効果でした。

最近のアプリはクラウド提供が多いので、ネットの回線速度の方がCPUのクロック周波数やディスクの書き込み速度より問題になることが多いように感じています。なので、CPUのスペック比較だけでは新型マシンの恩恵は少ないように思っていたので、最新型にすることよりも今回のような起動ディスクのSSD化の方が実感的には恩恵が多いように思います。
これで2012lateのiMac27をまたしばらく使うことができます。

メモリを大盛りに。

サンダーボルトSSDは秋葉原の専門店で買いました。その時に2012late27インチマック用のメモリを販売しているのを見つけました。現在4ソケットのうち2ソケットに8MBを2枚指しているので、残りの2ソケットに8MBを2枚追加で差し込めば、32MBになるので、よりパワフルになると思います。ムービーの編集時にハイクオリティでプレビューもサクサク動いてくれたり、レンダリングの時間が短縮されるといいなと。今度やってみます。

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