Tokyo Nice

未登録車のパサート・ヴァリアント、100万円落ちで。

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その後のクルマ事情。
この8月でちょうど6年乗ったゴルフ・ヴァリアント1.4TSI。
今年2月の大雪災害以降、田舎へ行く機会が少なくなり、最近はそれほど走行距離も伸びなくなってきました。
現在138,000キロくらい。それでも、6月にはエアコンのコンプレッサーが壊れ、その後すぐにバッテリー(ちょうど1年前にバッテリーとオルタネーターを交換したばかりなのに!)が上がるというトラブルに見舞われ、さすがに距離を乗りすぎた感があったので、この機会に乗り換えをしようと考えていた。

アウディA4が120万円ダウン!
一番の魅力はアウディだった。新車のA4が79万円値引きプラス40万円下取り、そして3年間の残価設定で金利が0.99%。月々の支払額は5万円台。ただし3年後には高く設定した残価額が残るので、その時にまた新車に乗り換えなければならない。金額には惹かれたが、なんだか新車ころがしみたいで断念。それでも500万円近いアウディがこんなプランを出してくるとは思わなかったので、正直驚いた。
一番残念だったのはワーゲン。せっかく乗り換えを考えているのに、普通の見積もりしか出てこなくて、いいお話はなかった。これだけクルマを使っているヘビーユーザーでありながら、もう少し何か提案があってもよかったんじゃないかと思った。

認定中古車という世界。
そんな時知ったのがフォルクスワーゲンの認定中古車。認定中古車という名称はどこの輸入車にもあるので知っていたが、どんなものかとWEBサイトを見ると、デモカーや展示車両が1,000キロ未満の走行距離でかなり安くなっている。多いのはパサート。どうみても売れ残り車という感じだ。そんな中、モデルチェンジ前のゴルフ・ヴァリアント・プレミアム・エディションが何台かあった。今のゴルフと同じマリーナブルーのものがあったので、先々週世田谷のお店に行ってみた。実車はなかったが、話しを聞くとディーラーの試乗車で程度のいいのが220万くらいであるというので、それでいいとほぼ決めていた。
そして昨日、改めてお店に出向き、WEBサイトで見ていた新古車のパサートに試乗させてもらった。第三京浜がすぐ近くなので、世田谷から都筑までの往復ドライブをさせていただいたのが、現行モデルのハイライン。エンジンは1.4Lのシングルチャージャー。今乗っているゴルフと同じ排気量でスーパーチャージャーのないシングルチャージャー。プログラム設定が違うのか、パワー、トルクの出方がまったく違うし高級車の味付けになっている。信号ストップからスタートする時に、ゴルフはぐいっと踏めばガンと出るが、パサートはゆっくりゆっくり出て行く。欧州のクルマらしい味付けで、メルセデスのCやEに近い、もっさりスタート感だ。

未登録車という新車。
テストドライブから帰り、話しを聞くと、まだ登録していない新車があるという。通常デモカーや試乗車だった中古車はナンバープレートが付いているが、未登録車なのでナンバープレートも付いていない。ちなみに走行距離は20キロ。本当に新車だ。担当がこの隠し玉を見せようと置いておいたのかもしれない。グレードはコンフォートライン。インテリアがファブリックになるのと、オーディオ、タイヤサイズの違い、パドルシフトが付いていないくらいの差だ。キセノンヘッドライトは付いていキャンディーホワイトカラー。デモカーや試乗車はなぜかホワイトが多い。
このクルマが下取り、値引き分、諸費用を入れて276万円。(新車で買うと車両本体だけで365万円。諸費用を入れると390万円くらい。)5年間の残価設定で月々払いが4万円代前半。もちろん新車保証も3年半付いている。アフターサービスは今まで通り、成城店が面倒を見てくれる。ということで即決。ゴルフからゴルフに乗り換えよう、しかも同じボディカラーにと思っていたのが、何とホワイトの新車パサートになってしまった。前回、ゴルフ・ヴァリアント・プレミアムエディションを見積もってもらった時は、3,700キロで256万円だったので、20万円の差で、車格がアップしたほぼ新車に乗れるのであれば、まったく問題はない。

中古車という選択。
今まで、クルマはほとんど新車に乗り継いできた。中古車を買うという選択はなく、アフターサービスも中古車は面倒くさいと思い込んでいた。でも、メーカーの認定中古車は新車扱いとほとんど同じだということが分かった。しかも今回対応してくれた営業の方は若いのにも関わらず、とてもよくしてくれた。新車営業はどうしても新車を売らなければならないので、お客様目線になりきれないところがある。が、中古車だとお客様だったらこういう選択肢もありますよ、と、丁寧に可能性を提案してくれる。それと、新車販売店と中古車販売店の役割、関係、そして、なぜこのような未登録車がゴロゴロしているのか、その背景も垣間見たような気がする。フォルクスワーゲンは輸入車販売第1位の座を維持している。その座を明け渡すわけにはいかない。そのためには、全国にある販売店で自主登録することも当然出てくるだろう。これが法的に悪いということでもないし。
私の場合、クルマは日々の道具なので、丈夫で燃費もよく、壊れずに使えればいい。そして年齢も考えると、長距離で疲れないのも重要なこと。事故時の安全性もそうだ。ニューモデルやボディカラーにはあまりこだわりはないので、このようなマーケットがあるのであれば、これで充分だと実感した。だって、現行モデルのほぼ新車が100万円安いのだから。
パワートレインが同じアウディもメーカー希望小売価格は高いけど、実際の営業の場面では100万円単位の値引きもしてくる。と、どこも同じか。4月以降の販売が厳しいという事情も、買い手には追い風だったのかもしれない。今月後半には納車になるだろう。9月に人生初のゴールド免許になれば、保険も下がりそうだ。

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